仕事が続かないのは逃げじゃない

 

新しい仕事を見つけて働き始めても、直ぐに辞めたくなり辞めてしまう。

「甘えている」「逃げ」という言葉で片付けてしまうのは実は間違っているのかもしれない。

 

 

仕事が続かない人というのは、次の職場でも同じようなことを繰り返してしまうことが多く、尚更「自分は社会不適合なのでは…」と考えてしまいがち。

これは、日本人に特に多く、およそ日本人の20人に1人が悩んでいるらしい。

 

なぜ仕事を辞めたくなってしまうのか

何が、辞めたくなるほどまで悩ませているのか

 

そのほとんどが人間関係である。

 

世の中には仕事に支障が出てしまうほど人付き合いが苦手な人というのがいる。これが日本人の20人に1人の割合で存在するのである。

 

 

HSPという性格

最近になってようやく世間に認知され始めてきたHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)。日本人の20人に1人がHSPと言われているが、「敏感で繊細な人」という意味の言葉である。

 

些細なことで傷つきやすく、罪悪感から落ち込みやすい、などという特徴がある。

 

「自分はHSPで、このような性格です」と相談しても、「みんなそんなもんだよ」などといってくる人はHSPについて理解が乏しいために、さらにあなた自身を追い込んでしまう恐れがあるため、相談相手としてはもう付き合わないのが賢明である。

 

 

HSPと、仕事

 

HSPの人は、総じて人間関係について人一倍悩みやすく、仕事が長続きしなかったり、うつ病自律神経失調症などの病気を併発してしまう可能性が高い。

仕事選びは慎重に行う必要があるのだが、どうしたらいいのかわからない……

 

HSPの人にとってもっとも避けなければならない条件は、人間関係が悪い職場である。

人間関係が悪いと言われている職種については、別の記事で後述したい。

 

・怒号が飛び交っている

・社員が不機嫌そうに仕事をしている、ぶっきらぼうな話し方の社員が多い

・社員同士が常に顔を合わせている時間が長い(同じ部屋の中に長時間いる)

・時間によって繁忙期になり、社内がテンパっている職場

 

これらの職場は、HSPの人は避けるべきである。

 

HSPは誇れるもの

人一倍落ち込みやすく、傷つきやすい…これらネガティブな話ばかりをしてきたが、前述下通り、HSPの人は「人一倍敏感」なのである。

言い方を変えると、人一倍「感受性が豊か」なのである。

 

他人の気持ちを敏感に察知し、相手の気持ちを常に考えている。

他人の気づかないような些細なことに気がつきやすく、問題点を発見しやすい。

アンテナを常に最大限はっているので、アイデアや企画が出てきやすい

 

など、実は「敏感な性格」というのは人に誇れると性格でもあるのである

 

 

HSPに向いている仕事とは

当記事をはじめ、HSPの仕事に触れた内容の記事は多く有るが、今から書く事は他記事とは異なっている内容もあるかもしれない。

ここでは、私自身の考え書かせていただくが、私自身も実はHSPなので、その経験から述べさせていただく。

 

小規模で、人の入れ替わりが少ない職場がいい

 

上司、責任者がころころ変わる職場は、おすすめできない。

責任者が変われば、その部署の雰囲気というものも少なからず変化してくる。

この、「少なからず変化」というのが、HSPの人にとっては適応に苦戦を強いられてしまうことが多い。

 

 

クリエイティブな仕事がいい

HSP気質の人というのは、その多くが感受性豊かで外界から入ってくる情報量(刺激)が人よりも多いことがある。新しいものを生み出す力、それをカタチにできる力というのは、知識の習得や作業手順の慣れが必要ではあるが備わっているのである。

 

 

自営業は善し悪し…

自分のペースで仕事ができ、無理なく働くことができそうだが、人間関係が苦手な人にとっては、価格交渉や商談などは苦戦を強いられてしまうかもしれない。

やり方を見つけてしまえば、無理なく働くことはできる。

 

 

まとめ

この記事にたどり着いた方の多くは人間関係に悩みを持っていると思われるが、HSPという性格をご存知であっただろうか?

突き詰め考えてみると、仕事が続かなくて悩んでいるのではなく、人間関係で悩んでいるのである。

 

このブログが、HSP理解のきっかけになってくれたら幸いである。